空前のブームから一年経った Clubhouse 、いろいろ変わってる!?

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空前のブームから一年経った Clubhouse 、いろいろ変わってる!?

ちょうど一年くらい前に、「Clubhouse」という音声サービス、音声SNS(?)が話題になったのを覚えていますでしょうか。

iOSで先行してサービスがはじまり、2021年の5月にはAndroidでも利用できるようになりました。

この、あろうず研究所でも、奥野大児研究員が「Android版Clubhouseをarrowsでやってみたぞ!」と紹介しています。

さて、このClubhouse、リリース当初の大ブームの時期のように話題になることは少なくなったかもしれませんが、現在も活用されている方も多く、ぼく自身も毎週のように参加しているroomがあったりします。

最初の頃に比べると、いろいろと機能が追加されたり、しくみが変更されたりしているのですが、これは良くなったなと思っている点をいくつか紹介してみようと思います。

目次

「招待制」ではなくなった

サービス開始当初は、Clubhouse は招待制で、既存のユーザーから招待を受けないと参加ができない仕組みでした。

それゆえに参加するハードルが上がって話題になっていた点もあったと思うのですが、現在は招待制ではなく誰でもアカウントを作って参加できるようになっています。

そのため、参加するハードルは格段に低くなっていると思います。

UIが日本語になった(Androidのみ)

Clubhouse、Android版のアプリが出たときには、メニューや各種ボタンなどのラベルは英語表記だったので、それが分かりづらい、と敬遠していた方も少なからずいたように思います。

しかし、現在、Android版のアプリではUIが日本語化されているのです。

Android版 Clubhouse アプリでは、UIの多くが日本語化されている。

以前よりも日本人にとっては使いやすくなっているんじゃないでしょうか。

ちなみにiOS版ではなぜか未だに英語表記のままです。(2022年2月時点)

テキストでメッセージを送れる

Clubhouseは基本は音声でコミュニケーションをとるツールですが、現在は「Backchannel」というテキストベースでメッセージをやり取りする機能が搭載されています。twitter とか Instagram のDM機能みたいな感じですね。

Clubhouseユーザー同士でテキストメッセージのやり取りが出来るようになった。

セミナー形式だったりラジオ番組のような感じで進行しているClubhouseのRoomも多くありますが、そのしゃべっている主催者の方に質問や感想などメッセージを送れるので、さながらラジオ番組のFAX、メールみたいな感覚で活用することができます。

例えば、アニメ「うる星やつら」のラムちゃん役などで有名な声優の平野文さんが毎週金曜日の夜にClubhouse上で「平野文のマイクの向こう側 第2部」という番組を開催していており、ぼくも毎週のように参加させてもらっています。

その番組の中でも参加者がリアルタイムで質問やお便り的なメッセージを「Backchannel」機能を使って平野文さんに送ったり、と活用されています。

自分のメッセージを有名人の方が読み上げたりしてくれるなんて、普通はなかなか得られる機会ではありませんが、 Clubhouse はそれがごく普通に行われている印象です。

録音してアーカイブしたりエクスポートできるようになった

Clubhouse上のroomやClubの主催者が、音声を録音してアーカイブできる「Replays」という機能が追加されています。

サービス開始当初「Clubhouseは録音はNG」みたいなこともよく聞きましたが、Clubhouseの方で実装してくれちゃっています。

オープンルーム(誰でも参加できるルーム)を開くときに「再生を許可する」を有効にしておくと、会話が録音されアーカイブされる。

主催者側で会話を保存しておいて、後から聴いてもらったり、また音声を外部ファイルとしてエクスポートもできるので、Clubhouse外でも、そこで交わされた会話を後から楽しむことができるようになっているのですね。

ただし、この「Replays」機能は主催者側がルームを作成するときにのみ、機能を使うかどうか(録音を残すかどうか)を選択できるものなので、すべてのClubhouse上でアーカイブが残る、というわけではありませんのでご注意ください。

また、アーカイブの音源については、主催者の意思で削除することが可能なので、いつまでも残っているかというとそういうわけでもありません。

上で、有名人の方もClubhouseをやってる、という話をちょっと書きましたが、例えば、あの「欽ちゃん」こと萩本欽一さんもしばらくの間、毎週のようにClubhouseをやっていて、当時の音源がアーカイブされていたりします。

ということで

今回は、最近の Clubhouse はこんな感じですよ、というのを追加された機能などを中心にご紹介しました。

招待が必要だったことや、UIが英語だった点が気になって参加してなかった方などは、あらためて Clubhouse を覗いてみても楽しいと思いますよ。

それでは、また!

Clubhouse: The Social Audio App

本記事は、FCNT株式会社 運営の「あろうず研究所」( https://www.arrowslabo.net/ ) に寄稿していた記事を再掲載したものです。
※2019年〜2023年3月まで運営されていましたが、ウェブサイトは閉鎖済みです。

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この記事を書いた人

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