フリマアプリの「メルカリ」、実際に使ったことはなくても名前は知っているぞ、という方も多いんじゃないでしょうか。
そのメルカリの「勝間和代さんと考える自宅の“かくれ資産”とは? #俺たちのメルカリ ブロガーズミートアップ」というブロガー向けのイベントが開催されました。
ブログ「ネタフル」のコグレマサトさんが、“オジさん”がメルカリを使いこなすためのコツを紹介する「俺のメルカリ」という連載をしているのですが、そこからのスピンオフイベントです。
「メルカリ」でモノを売ったことがなくても、実はみなさんの自宅にはメルカリで売れるものがたくさん眠っているかもよ?
といった内容のイベントで、なかなか興味深く、楽しいイベントでした。
主にぼくが興味を持ったポイント点中心ですが、イベントのレポートをお届けします。
「メルカリ」のビールがあった!
イベント会場には参加者にドリンクが振る舞われたのですが、その中には「メルカリ」オリジナルのビールが。しかも3種類!
ぼくは赤いラベルのIPAを選んだんですが、おいしかったです。
ラベルもかわいいし、人気が出そう。どっかで買えるようになるんでしょうかね。
ちなみに製造者は「Far Yeast Brewing」とラベルにありました。
勝間和代の2018年に買ってよかったガジェット5選
イベント前半では、ガジェット類をマニアックに使いこなす勝間和代さんが登場。
今年、買ってよかったガジェット5選、ということでマニアックな発表をされていました。詳細は別記事にしたのでそちらにて。
勝間さん自身は、メルカリで物を売ったことはないそうなのですが、この発表で紹介していた製品を、今回メルカリを使ってなんとその場で出品する、というパフォーマンス。
出品直後に、「売れますかね〜」なんて話をしている最中、
メルカリのイベント、 #俺たちのメルカリ で目の前で勝間和代さんがシャープのハンドウォッシャーを出品。
何気なくメルカリをチェックしたところ、ちょうど表示されたので、「購入」ボタン押したら買えちゃいましたw
2〜3日後にメルカリ便で届くらしいw pic.twitter.com/WEA0MqrOwx— むねさだ よしろう@わんぱくブロガー (@mu_ne3) December 6, 2018
イベント参加者がアプリから落札し、盛り上がりました。
眼の前にいるから手渡しかと思いきや、「らくらくメルカリ便」で後日配送になるそうです。
さて、勝間さんのプレゼンに続いては、mayumineことメルカリの石川さんと、コグレさんがいろいろしゃべってくれました。
メルカリで売れるもの
メルカリで「よく売れるもの」として、新刊の本、iPhone、などが例として挙げられていました。
積読をなくす「メルカリ読書ハック」
「新刊の本」については、買ったらすぐにメルカリに出品し、売れたら発送する前に読んで積読をなくす、というライフハックがあるそうです。
登壇者のコグレさんもこれをやってみたところ、「これまで本を読まない時間まで本を読むようになった、読了できるようになった」、とコメントされていました。
たしかに、売れた後はできるだけ早く発送したほうが良いでしょうから、強制的に読まなきゃいけない、というプレッシャーになりそうですね。
ヒビが入った「iPhone X」でも69,000円で売れた
Appleの製品はメルカリでもよく取引されているブランドだそうですが、特にiPhoneは中古でも高値で取引されることが多いそうです。
上の図は2019年9月に取引されたiPhoneの数の割合。iPhone 8 Plus、などの「Plus」シリーズが入ってこないのがちょっとおもしろい。
mayumineさんは、ヒビが入ってしまった「iPhone X」を69,000円で売却することができたそうです。
最近は、携帯電話のキャリア自体や中古販売業者が下取りをしてくれたりもしますが、傷があったり、ヒビが入っているするようなものは下取り価格が大幅に下がってしまうんだとか。
しかし、「メルカリ」に出してみたところ、キャリアの下取りよりもかなり高額で売却することができた、ということでした。少しでも高く売りたい方は、メルカリで売るほうがほうが賢いかもしれません。
中古のスマホを検査・データ削除も対応
しかし、スマホの売買については、思わぬ動作不良、個人情報の削除、など、買う側、売る側も心配になるもの。
メルカリでは「あんしんスマホサポート」というサービスがあり、スマホ売買の際に検品センターを通すことで、安心して取引できるしくみがあるそうです。ぼくも中古のiPhoneをメルカリで売ったことがありますが、このサービス知らなかったですね。と思ったら、2018年9月に始まったばかりのものでした。
動作確認だけでなく、確実なデータ消去などもやってもらえるようなので、心配な人にとってはありがたい!サービス料金は、スマホ1台あたり1,880円(税込)で利用できるようです。
その他の新機能、便利に使うためのしくみ
他には、メルカリに対して抱きがちな疑問点、心配点などに答える形で、メルカリにまつわるデータ紹介、新機能の紹介などが行われました。
オファー機能
ぼくもメルカリで出品をしていて少しわずらわしく思っているのが、出品ページのコメント欄での過度な値下げ要求です。ひどい場合は50%以上の値下げを要求してくる方がいたりもします。
現在実装されている「オファー機能」では、買いたい人が希望金額を設定して(値下げ幅は設定価格の20%OFFまで)、売りたい人はその価格でOKするかどうかを選択するだけなので、かなりストレスが減ると思います。(とはいえ、オファーをしてきたからOKしたのに結局購入しない、という方もまれにいます。そういう方には悪い評価をつけたいとか思ってしまいますけど、つけられません。)
クレーム、怖くないの?
取引をした際に、クレームがあったらいやだなあ、というのはとてもわかります。
クレーム、ほとんどこないかも。
コグレさんは、100件以上取引をしているそうですが、クレームがきたことはほとんどありません、ということでした。
ぼく自身もメルカリで出品者として、100~200件の取引実績があるのですが、クレームになったことは一度もありません。
匿名取引できるのが安心!
また、メルカリでは「らくらくメルカリ便」・「ゆうゆうメルカリ便」といった、売る人も買う人もお互いに匿名でやりとりができる仕組みがあるので、万が一クレームになったとしても、そんなに怖くないかな、というのもあります。
ということで、一般的に常識ある対応をしていれば、トラブルに巻き込まれることは少ないんじゃないかな、という印象を持っています。
マイルール:カメラレンズは出品しない
これはイベントとは関係のない個人的なルールですが、ぼくはカメラのレンズは出品しないようにしています。
ずっと以前に別のオークションサイトでカメラのレンズを売却した際に、レンズの中に埃が大量に入っていると悪い評価をつけられたことがあるんですよね。
いやいや、出品前にちゃんとコンディション確認したんだけどなあ、とは思いつつも、こだわりにある人にとっては納得いかない状態だったのかもしれない、自分にはレンズの出品は向いてないなあ、と思って諦めました。価格も安くないですからね。
なので、カメラレンズを売却したいときは、マップカメラなどの専門店に売却するようにしています。
メルカリ全体としては、クレームを受けることは少ないんじゃないか、と思いますが、商品によっては専門店への売却のほうがリスクが少ない、というのはあるかもしれません。
年令問わず楽しめるメルカリ
こちらは、先日行ったメルカリのユーザーミーティングの様子だそうですが、お年寄りの方も多く利用しているんだそうです。みなさん100件以上の取引実績があり、参加者の中で最高齢の方は80歳だったとか。年令問わず、楽しめるサービス、っていうのはステキですね。
やりとりが簡単に。「初心者向け取引メッセージガイド」
2018年内にリリース予定だそうですが、この機能はとても良いですね。取引が発生した際に、相手に送信するメッセージのテンプレート的な文章が自動で表示されるようになるようです。
慣れている人には不要かもしれませんが、出品初心者の方は相手に送るメッセージで悩むことがあると思うので、とてもありがたいと思います。
出品画像の枚数が最大10枚までにパワーアップ!
こちらはこれからメルカリ出品をはじめようという初心者の方だけでなく、既存のユーザーにも朗報。
これまで、出品時に4枚までしか登録できなかった商品画像が、最大10枚まで登録可能となるそうです。商品の状態をより詳しく説明できるようになるので、売れやすくなったり、クレームなどの可能性がさらに減ったりするんじゃないでしょうか。
2018年にメルカリで最も取引されているブランドは!?
これは、機能ではなくデータ紹介。メルカリ内でよく取引されているもの、イコール売れやすいものってことになるとおもうんですが、やっぱり気になるところですよね。
最も買われているもの、最も売られているものの1~4位まで順位は一緒。
1位:ユニクロ 2位:ナイキ 3位:アディダス 4位:アップル
なんだそうです。正規の売価がリーズナブルなユニクロが1位っていうのは意外に思ったんですが、2位、3位にはナイキ・アディダスといったスポーツブランドが。スニーカーとかなのかな。メルカリでも人気なのは知りませんでした。
アップル製品はリセールバリューが安定して高いので(中古で売るときの値段)人気だとは思っていたけどまさかブランド全体で4位にまで食い込んでるとはびっくり。
メルカリで最も売れやすい時間は!?
メルカリで売れやすい時間は22時なんだそうですが、まあその時間インターネットをやっている人が多いんでしょうね。以前、他のオークションサイトをやっていたときも狙ってこの時間が終了時間となるように出品していました。
ただ、これはアイテムの種類によって異なるみたいなので、主婦向けアイテムは昼間に出品したり、ゲームソフトは深夜に出品したほうが売れやすい、といった戦略もあるみたいです。
ふむふむ。
以上がメルカリ新機能やデータにまつわる発表でした。
意外とある「かくれ資産」をメルカリで換金しよう
イベントの後半では、「かくれ資産」についてのプレゼンがありました。「みんなのかくれ資産調査委員会」さんが調査結果を発表してくれました。
メルカリでも売れそうな「かくれ資産」が家の中にはたっぷり埋もれているんじゃないの?というお話です。
「かくれ資産」の定義というか計算は、「1年以上利用していない不用品のカテゴリ別点数」×「メルカリ内でのカテゴリ別平均取引単価」で計算します。
アンケート調査の結果では、国民一人あたりがもっている「かくれ試算」は28万1,277円にも及ぶのではないか。という結果になったそうです。これ、結構な額ですよね。
実際に自宅にある「かくれ資産」はどんな物があるかというと、服飾雑貨、書籍・CD・ゲーム類、美容・健康、ホビー・レジャー、家電・家具・雑貨、といったカテゴリのものがあるようです。
たしかにうちにも買ったけど読んでない本とか、遊ばなくなったゲームとか、たくさんありますからね・・・。
「かくれ資産」がたくさんあるのはどこのエリアか、という地域別データも有りました。
「服飾雑貨」が他エリアより多い中部地方が高く、九州・沖縄エリアは低い、そうです。
沖縄はあったかいから単価の高い「ジャケット・アウター」が少ない?というのはなかなかおもしろい分析ですね。
持っているものが異なるので男女別の「かくれ資産」の内訳が異なるのは、まあ納得。
全体的には男性よりも女性の方が「かくれ資産」が平均して多いのですが、注目すべきは年齢別データの40代。
ここだけ男性の「かくれ資産」が急増してるんです。40代男性は「かくれ資産」が多い!?
その原因も分析されていました。本、ゲーム、家電、レジャーなどいわゆる「趣味」のカテゴリの「かくれ資産」がたくさんあるみたいなんです。40代の男性は、趣味に走りがち、ということなんでしょうかね。
「かくれ資産家」になるひとの傾向
「かくれ資産家」になったり、その予備軍となるひとの傾向も分析されていました。
かくれ資産家の傾向①
買い物においては、「新品が好き」で「ネットで買い」がちな人が「かくれ資産家」になりがちなようです。
また、衣類など同じ商品を色違いで何種類か買う「色ち買い」というのをしがちなひとも、「かくれ資産家」の傾向があるそうです。
かくれ資産家の傾向②
生活スタイルに置いては、収集癖があり、物が捨てられないインドア派の人が「かくれ資産家」の傾向があるようです。
インドア派でコレクターな、そこのあなた、いかがでしょうか。
若年かくれ資産家は「リア充」なトレンドセッター
なお、40代男性、ではなく、10〜30代に関しては、流行に敏感で、多趣味、SNS大好きな「リア充」なトレンドセッターたちが「かくれ資産家」となりがちなようです。
敏感な若い人たちは、服を買う際でも「メルカリで売る」前提で中古でも高値で売れるブランドなんかを選んで買ったりしているみたいですね。
ブロガーは「かくれ資産家」だ!
「かくれ資産」が多い人の傾向として、アラフォー男性で、新しいものをネットでどんどん買ったり、コレクションしてSNSが大好きで・・・・
結論としては、「ブロガー」は「かくれ資産家」である、ということになりました。知り合いのブロガーをみても自分も見ても、確かにそうかもしれない、という気がします。
ブログを書いていなくても、ブログを読んだりSNSが好きだ、ってひとたちは同じような傾向があるんじゃないでしょうかね。
ただ、「かくれ資産家」と呼ばれ、「あなたの部屋の中にメルカリで売れる資産が眠っているよ!」と言われても、家の中を掃除して、探して、メルカリで出品して処分、っていうのはけっこう手間だと感じる方も多いんじゃないでしょうか。
で、そういう方に朗報。
部屋の片付け&メルカリ出品サポートのサービスがある
イオン系列の家事支援サービスの「カジタク」というのがあるんですが、「メルカリ」とタッグを組んで、サポートサービスを提供はじめたそうですよ。これはすごい!
片付けのプロが家に来て、不要品の片付けをしてくれて、さらにそれをメルカリに出品するためのレクチャーまでしてくれて、4時間で19,800円。
これはかなり安いですね。しかもメルカリでものが売れればその分が臨時収入になったりするわけで。出品作業自体の代行ではないですが、出品のやり方などをレクチャーしてくれるので、今後は自分でメルカリでモノを売ることだってマスターできます。
過去に有料の片付けサービスなどを検討したことのある人たちも、この内容で2万円以下は安すぎる、利用したい、と言っていました。(今回のイベント参加者については人数限定、無料でサービスを受けられるということでしたが、お金払ってもやりたい、という方も多かったです。)
この「メルカリ×カジタク メルカリ出品サポートプラン」は、期間限定のサービスのようなので、興味がある方は、ぜひ、おはやめに!
と、いうことで
「勝間和代さんと考える自宅の“かくれ資産”とは? #俺たちのメルカリ ブロガーズミートアップ」のイベントレポートをお届けしました。
「メルカリ」の出品をやったことない人は、いろいろ不安もあるかもしれません。
しかし、メルカリ、今回紹介したようなサービスやアプリが非常に良くできてます。
出品操作もすぐに慣れると思いますので、未経験の方も、ぜひ、トライしてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=wxDGxXtb4UQ
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