「若気のいたり」というのは、若さにまかせて分別のない行動をとってしまうことを表す慣用句ですが、今回とりあげるのは「若ゲのいたり」。
「若気」じゃなくて、「若ゲ」。ゲームの「ゲ」です。
著名なゲームクリエイターたちの開発ストーリーをマンガでレポートした「若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜」です。
手塚作品のパロディや「うつヌケ」などでおなじみの田中圭一先生。
ファイナルファンタジーシリーズの坂口博信さんやMOTHERシリーズの糸井さん、カービィ・スマブラなどで有名な桜井政博さんをはじめ、ゲームの開発エピソードが11本収められています。
子供の頃にゲームを遊んだことのある人は、ひっかかる作品があると思います。
あのゲームの開発の背景には、こんな話があったのか、というのがとても興味深い。読み応えたっぷり。
子供のころに読んでいた歴史の学習まんがを読んでるのと同じような感覚でどっぷりハマってしまいました。
テレビゲームだけでなく、「ゾイド」の話なんかもあったりして、まあ子供の頃に通ってきた道なので大興奮。感動しました。
「若ゲのいたり」はウェブでも読める
「若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜」は、単行本およびKindle版が販売されています。
が、そもそもは「電ファミニコゲーマー」というサイトで掲載されているものです。
新しいマンガが公開されるたびに話題になっているので、もしかしたら読んだことある、という方もいるかもしれませんね。
単行本の掲載分もサイトで無料で読めるので、興味を持った方はそちらを読んでみても良いかもしれません。
紙で一気に読みたい、手元においておきたい、という場合は単行本がオススメです。
「あとがき」なんかも単行本でしか読めませんが、田中圭一先生、こんな想いで描いたんだ、ってのが分かってよかったです。
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