【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停で、待ちわびる。

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【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

さて、翻訳デバイス「ili」(イリー)がお供の台湾ひとり旅。二日目の続きです。

台湾のナイアガラ「十分大瀑布」から、猫村として有名な「猴硐(ホウトン)」へと移動する予定だったのですが、大失敗。

乗り込んだタクシーの運転手さんに、うっかりミスで「九份へ」と伝えてしまったために夜に行こうと思っていた「九份」へ昼過ぎに向かうことになりました。

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タクシーで十分から九份へ。

乗車中に「しまった、予定と違うこと言ってたぞ。ミスったぞ!」、とは気づいたんですが、一人旅だし、アクシデントがあっても「そこがいいんじゃない!」というポジティブシンキングの旅なのでそのまま楽しんでいくことにしました。

ちなみに「九份」までのタクシー料金は、1,000元。(日本円で約4,000円?)

じぇじぇじぇ、こりゃあけっこう高いな。これは他のお客さんと「あいのり」すべきな価格でしたね。観光客向けのぼったくりなの?とも思ったのですが、金額は台湾の観光局によって一律で設定されている金額らしく、ぼったくりタクシーなどではありませんでした。

九份
なんだかタクシーを降りたところにあった立派な門。

だいたい40分くらいの乗車の後、「九份」へ到着。運転手さんが親切にも「あそこが九份のメインストリートだよ。そこから上っていくんだ」と教えてくれたので、お金を払ったら言われるがままに坂を登っていきます。

ちょっと坂を登るとこんな風景でした。

九份は、提灯の明かりがともる夜景がすごい、と聞いていたのですが予定間違えて早く来ちゃったので、食べ歩きというかぶらぶら散策を楽しんでみることに。

目次

ヒト、ヒト、ヒト。

のんびり歩こうかなーと思ったのもつかの間、この日は土曜日。人がめちゃくちゃ多い。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

めちゃくちゃ多い。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

映画「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも噂される「九份」。(「九份」はモデルではないと、ジブリも宮崎駿氏も否定してるそうですけどね。)

その「九份」のことだから観光客は日本人ばかりなんじゃないかと思っていたんだけど、そうでもなかった。たしかに日本人もいるけど、たぶん台湾国内や中国からの観光客っぽいヒトがものすごく多かったですね。

混みまくりすぎで、なかなか写真を撮りながら歩くっていうのは、けっこうしんどいですね。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

坂道を登って行くと、なんだか有名なスポットにたどり着いたっぽい。なんかみんな写真撮ってるし。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

この階段が「千と千尋の神隠し」の一場面のモデルになったと言われてる場所っぽいです。ジブリ側は否定してるそうですが、まあ言われてみれば似たような場面、ありましたね。名前をとられた千が湯婆婆を倒すための特訓で、階段をうさぎ跳びしてるシーン。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

階段の脇に「阿妹茶楼(あめおちゃ)」というお店がありました。このお店自体が湯婆婆の屋敷のモデルとか、ここに吊ってある面が「カオナシ」のモデルになったとかも言われてるそうです。お店の外壁にもそんな説明書きがありました。

湯婆婆の屋敷

たしかにここが暗くなって提灯の明かりがつくとキレイでしょうねえ。でもまあ今回は諦めるかしかない、予定ミスっちゃったしね。さて戻ろうか。

帰り道もやっぱり人混みがすごくて、食べ歩きはけっこうきついな、と思っていましたが、めちゃくちゃ汗かいた。この日も30度近い。ということで、冷たいものを購入することに。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

ピーナッツ巻きのアイスクリーム。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

砕いたピーナッツをクレープの皮みたいなのにのっけて、アイスをまぶしてまく。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

プロの早業でどんどんできあがっていきます。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

一個40元。約160円。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

やすい。うまい。ひんやり。バニラアイスにピーナッツたっぷりでおいしかった。疲れていたんだけど、元気出てきましたよ。

【iliと台湾ひとり旅】第5回 「九份」のバス停にて。

人混みをかき分けひいこら言いながら来た時と同じ坂道を下って、タクシー降りた場所まで戻ってきました。

猫村のある「猴硐(ホウトン)」ヘ行きたい

夜景が見られないのは残念だけど、他にもいろんな場所を見て回りたいので、もう移動しちゃいましょう。

もともと、十分の次に行こうとしてた猫村のある「猴硐(ホウトン)」へ行こう、そのあと「猫空」に行こう、なんて頭の中の予定を修正します。

じゃあ、ここからどうやって行こう?、と坂道を歩いていると、向こうで人が大行列を作っています。なんだ、ここにバス停があるじゃないか。これでそのまま「猴硐」に行けちゃう??

さっそくバスに乗ろうとしたのですが、バス乗り場で混乱。人がめちゃめちゃ多くてバス停に入りきらない、そして、どこの列に並んだらどこ行きのバスに乗れるのかがよく分からない。とりあえず列に並んでみて、前の人に「ili(イリー)」を使って聞いてみる。

「どこ行きのバスですか?」

「台北です。」

あれ、じゃあ、この列じゃなさそうだな。ホウトンに行きたいんだけど、台北まで戻るのはかなり遠回りっぽいよな。

どこに並ぶの?

よくみると、バス停の屋根のところに電光掲示板みたいなのがあって、ホウトンの文字があったので、どうもホウトン直行のバスは来るみたい。だったら待ってたらいいんだろうけど、一体どこに並べばよいのか。

キョロキョロとうろたえていると、サングラスをかけたお姉さんが声をかけてきました。どうもお客さんがめちゃくちゃ多すぎて、バス停で乗車整理をする係の方っぽい。

係の人なら分かるかな、とiliで「猴硐(ホウトン)に行きたいんだけど」と伝える。

「OK。じゃあ、あなたはこのベンチに座っていなさい。」

と並んでいた列からはずされて、ベンチに座らされました。

え、列に並ばなくていいの?

うん。まあ信じて待っていれば良いのかな。

と、ベンチで待つこと30分。一向にバス来ない。さっきのお姉さんも、お客さんの整理が忙しいのか、あれからまったく何も言って来ない。

あれ、ひょっとして・・・ぼくのこと忘れられてんじゃない?。

えー、しまったな。時間がもったいないぞ・・・

と考えてたら、さっきのお姉さんが再登場。よかった、忘れられてなかった。

「カモーン、これにのりなー」ってな感じで、やっとこ到着したバスを案内してくれました。

忘れてない?とかおもってて、すみませんでした、そして謝謝!

案内されたのは、台北行きのバスとはかなり違う、小型のマイクロバス。

そして乗客はぼく一人だ。無駄にひとりじめだ。

なるほど、メインの路線じゃないから本数少なくてぜんぜん来なかったのね。そういうことか。

さっそくマイクロバスに乗り込む。台湾での初のバス乗車ですよ。バスも台湾版Suica「悠遊カード」が使えるようで、乗車時にタッチするだけで良かった。わずか15元(約60円)らしい。やっす・・・。

九份からは曲がりくねった道をドライバーさんの豪快な運転。若干、車酔いしそうになりながら二人きりのドライブで猴硐へ向かいます。次は猫村。にゃーー。

(つづきます)

【iliと台湾ひとり旅】まとめ

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