翻訳デバイス「ili(イリー)」を持っての台北ひとり旅の初日、無事にホテルにチェックインができました。
時間は19時半を過ぎたところ。
日本からの飛行機および電車での移動はけっこう疲れちゃったんですが、このまま寝てしまうのは、なんだかもったいない。
調べてみると、ホテルから徒歩で行ける夜市があるようなので、行ってみました。
てくてくと台北の街を歩いていったのですが、日本に比べるとかなり原付が走っています。信号が赤のときは多いときは先頭に20台近く並んだりしているのを見て、台湾にも暴走族みたいなのがあるのか!なんて思ったのですが、そうじゃなくて本当に利用者が多いみたいですね。
街の印象は、あまり外国に来ました、って感じでもなく、日本の地方都市に遊びに来たような感覚です。ぼくは福岡県出身なんですけど、その福岡は北九州市の小倉に似てるなー、と思いながら歩いてました。
コンビニの店頭にガチャガチャが置いてあったので、珍しいものがあれば買ってみようかな100%日本のものだったのでスルー。ほんとうに、日本のものが多い。
そんな感じで台湾の街並みを楽しみながら、宿泊先のホテルから15分ほど歩いて到着しました。
日本の縁日のような台北の夜市
「寧夏夜市(ニンシャー・イエスー)」という夜市にやってきました。日本の縁日で屋台がたくさん出ているような感じですが、こちらはこれが毎日なんだとか。
金魚すくいやエビ釣りで子どもたちが遊んでいました。
麻雀牌のようなもので遊ぶゲーム。ルールはよくわかりませんでした。
ピンポン玉を投げ入れてカップに入れるゲーム。得点を稼ぐと商品がもらえるようです。
パチンコというかピンボールのようなものを遊んでいる人も大勢。
なんだかレトロなゲームセンターに遊びに行ったみたいで、楽しい気分になります。
ゲームが密集しているエリアを抜けると、本格的に食べ物の屋台が並んでいるエリアに突入しました。
道路の真ん中に屋台が二列でびっちりと並んでいて、テーブルが併設されていルところも多かったです。食べ歩いてもよし、テーブルに落ち着いて食べるもよし。
たこ焼き・・・?
イカ飯っぽいのとか。
いろいろありました。
ぐるっと食べ歩いてみようかなー、と思っていたのですが、人の数がすごいです。観光客だけじゃなく、地元の方も大勢、この夜市に繰り出してくるんですね。
しばらく歩いて物色していたんですが、日本から長袖のまま来てしまったこともあり、台湾の暑さにノックダウン。4月上旬ですが、この日はこの時間帯でも30度近くあったようで早々にバテてしまいました。
ちょっと休みたいな、と近くのクーラーの効いたレストランで晩御飯食べながらひとやすみすることに。
魯肉飯、いただきます!
「MINJI CUISINE」というお店に入ったのですが、メニューに日本語があり、しかも注文用紙に欲しいものにチェックを入れてお店の人に渡すタイプだったので、はじめての台湾レストランですが注文はスムーズにいきました。なかなかiliの出番は来ません(笑)。
魯肉飯と、鶏肉と椎茸のスープを頂きました。うひょー、おいしそう。
鶏肉は小さな骨も結構ついていて、処理が若干めんどくさかったけど、おいしかった!台湾のお店では、日本のようにお水は出てこないんだな、というのも学習しました。合計126台湾元(約450円)で満腹に。
ちょっと元気になったところで、再び夜市をぶらり。
屋台で「ili」をつかってみる
今度は、屋台で買い物をしてみようと、串焼きを売ってるところでiliを使い、オススメを聞いてみることに。しかし、ここではiliでのコミュニケーションは失敗。
理由は夜市って屋台のところは騒がしいんです。iliから発する翻訳された音声のボリュームが屋台の喧騒に負けて相手に届かない、という。相手の耳元にiliを持っていけば良いかもしれないんだけど、屋台だとお店の人との自分との間に商品が並んでいて遠いことが多いので、なかなか使いどころが難しいですね。
とりあえず、串を買いたいと日本語で伝えたら、金属のボウルを渡してくれました。ボウルに好きな串を入れて会計するしくみらしいので、3本ほど串を入れ、お金を払って無事に串焼きゲット。
串肉をほうばりつつ、夜市を徘徊しました。いろんな食べ物のニオイと人々の活気が入り混じった雰囲気、なかなか楽しいですねー。
結局、寧夏夜市は2時間くらい見て回って満足したので、再びホテルに向かって歩き出します。
ファミリーマートやセブン-イレブンといった日本でもおなじみのコンビニが数多くみられました。日本よりも近い感覚であるんじゃないかってほどたくさん。
アンパンマンっぽいキャラクターを発見。あとから調べてみると、台湾のハンバーガー屋さんのものなんだそうです。顔はアンパンじゃなくて、バンズなのね。
「ドン・キホーテ」のようないろんなものを安くってそうなお店があったので、飲み物や友だちから頼まれていた台湾のカップラーメン、スープなんかを買いました。写真をみせながらiliを使って「この商品はどこにありますか?」と聞いてみるつもりだったんですが、幸か不幸か、お目当ての商品をさくっと見つけてしまい出番なし。レジの店員さんも親切だし、日本人に慣れているっぽくて買い物には困らなかったです。
iliがくれる、安心感。
一日目、空港からホテル到着まではiliが活躍してくれましたが、いざ台湾の街を歩くと日本語表示も多いし、日本語ができる人も多くて、iliをつかわなくてもわりとどうにかなりそうです。
ただ、はじめての海外、はじめての台湾にやってきたぼくにとってiliは「もし言葉が通じなかったらiliがあるぞ!」という絶大的な安心感を与えてくれて、心強かったですね。最初は買い物も不安でしたから。
はじめての台北、一日目は、そんな感じで終了です。
(つづきます)
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