モニターレビュー中のARROWS NXについてです。
ARROWS NXは、ワンセグ機能がついています。それに加えて、「フルセグ」もついています。
「フルセグ」機能のある端末を使うのは、今回がはじめてです。
これまでワンセグの受信状態も微妙だったし、フルセグだっともっときついんじゃないの?とおもっていたのですが、ARROWS NXのフルセグ、意外とよいです。
「フルセグ」って何?
中にはテレビをご覧にならない方もいるかとは思いますが、多くのみなさんは、自宅で「地デジ」のテレビ放送、ご覧になってますよね?それに比べるとケータイの「ワンセグ」放送は画質がかなり劣ります。
しかし、「フルセグ」というのは、「地デジ」のキレイな画質が、そのままスマホで観られるのですよ。
これはうれしいです。
思っていたよりもよく入る、ARROWS NXの「フルセグ」。
「ワンセグ」に比べると、「フルセグ」はデータの量が大きいため、自宅でフルセグ観るのは難しいかなー、と思っていました。
しかし、いざ自宅でためしてみると、なんと普通に観られるじゃないですか。ARROWS NX、やりますね。
これは、ARROWS NXのアンテナの受信感度がよいのか、それとも、スカイツリーのおかげなのか。
※東京では、2013年5月31日より、これまでテレビの放送を発信するのが東京タワーからスカイツリーへと切り替わりました
住んでいる建物やエリアによってだいぶ異なると思うのですが、東京都練馬区在住の、ぼくの部屋の中では、けっこうよく受信できています。
外でももちろんよく入る
一般的に、ケータイのテレビ放送は、家の中よりも外の方が一般的に入りやすいです。
なので外出先だともちろん受信状態は良好です。
ただし、奥まった室内などは×。
建物の中の方や立ち寄った居酒屋などでもフルセグ放送をためしてみましたが、こちらはあまり受信状態がよくありませんでした。
今回のケータイ会議メンバーの@fkojiさんも同様のことを言っています。
「ワンセグ」はなおさら受信状態良好。
ARROWS NX、「フルセグ」だけでなくおなじみの「ワンセグ」も乗っています。
「ワンセグ」と「フルセグ」切り替えて使うことができるので、「フルセグ」が受信状況よくないな、というシーンでも「ワンセグ」に切り替えたらバリバリ受信できる、ということがあります。
「フルセグ」に慣れてしまうと「ワンセグ」画質はかなりきついな、と感じますが設定の「なめらかモード」をオンにしておけば、だいぶマシになるので覚えておくとよいです。
「ワンセグ」にあって「フルセグ」にないもの
「フルセグ」は録画ができない
これ、意外と盲点でした。ぼくは、受信状況のよいところにケータイを置いてフルセグ録画しといて、移動中とかにガンガン観よう!と思っていたのですが、そもそも録画はワンセグしかできないと。フルセグ視聴中に、録画を開始してもワンセグの録画しかできない仕様となっています。フルセグだと録画データが大容量になってメモリを圧迫するのかな、と思いましたが、富士通の方にうかがったところ、フルセグの受信状態は不安定になることが多く、正常に録画できない可能性があるため、という回答でした。
「データ放送」が使えない
「データ放送」も「ワンセグ」のみで利用可能です。
こちらが利用できないのは、フルセグの多いデータ量を減らすための工夫らしいですよ。
今回のドコモ夏モデルでは、フルセグが搭載されているシャープの「AQUOS PAD SH-08E」ではフルセグ録画可能なようです。
ARROWSもぜひ次機種では、フルセグ録画できるようになってほしいなー。
「フルセグ」の意外な事実。
最後に、「フルセグ」について、ぼくがびっくりしたことを書いて締めます。
とっくにご存知の方も多いかも知れませんが、「ワンセグ」は自宅のテレビよりも数秒遅れて放送されています。
それよりもデータ量の多い、「フルセグ」も当然、遅れて放送されるのだろう、と思い込んでいたのですが違いました。
「フルセグ」はほぼ遅延しません。ワンセグよりも早いです。
と、いうのは、ワンセグの場合、通常のテレビ放送を、ワンセグ放送用の軽量サイズに圧縮した上で送信しているので、その分タイムラグがある、ということだそうです。これ豆な。あ、知ってましたか。そうですか。
ARROWS NXの「フルセグ」、意外といいよ!というお話でした。
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