先日、渋谷の楽天カフェにて開催された、「楽天モバイルブロガーイベント」に参加してきました。
「楽天モバイル」というのは、いわゆる「格安スマホ」・「格安SIM」のサービスです。最近は、格安SIMサービスのテレビCMなども流れているのでご存知の方も多いかもしれません。
この「楽天モバイル」を提供しているのが、楽天グループの通信会社「フュージョン・コミュニケーションズ株式会社」。IP電話のSMARTalkや、ケータイ電話の通話料金が安くなる「楽天でんわ」のサービスを提供している会社です。
イベントの最初は、フュージョン・コミュニケーションズ株式会社の鈴木さんより、この格安SIMサービス一般について、楽天モバイルのサービスについてお話していただきました。
格安スマホ/SIMのメリットとは?
1.料金が安い!
1ヶ月のデータ通信量2GBに通話を使用すると想定した場合、従来の携帯電話会社のプランと比べると、全体で約1/3の料金に圧縮できるそうです。格安スマホの方は楽天でんわなどの通話料金節約アプリも使った計算になっていますけどね。
2.ドコモ/auのネットワークで使える
格安SIMサービスは、ドコモまたはauのネットワークを利用して提供されているサービスがほとんどです。なのでドコモ・auと同じエリア、同じつながりやすさだと思って大丈夫のようです。「安いからつながりにくいんじゃないか?」という心配はありません。
3.現在の電話番号もそのまま使える
MNP(モバイルナンバーポータビリティ)に対応していて、今使っている電話番号そのままで乗り換えることが可能です。データ通信だけではなく、通話もいままで通り使おうと思っている場合は、番号が変わらないほうが嬉しいですよね。
4.好きな端末でつかえる
格安SIMサービス提供業者が、そのサービスで使えるスマートフォン端末などを販売しているので、もちろんそれは使えます。例えばこれまでdocomoのスマートフォンを使っていた場合、docomo回線を利用している業者のサービスであれば、同じ端末で利用することができます。今回の楽天モバイルにあてはめると、docomo回線利用のサービスなので、docomoで使っていたスマートフォンに楽天モバイルのSIMを挿して利用することができます。
5.最低利用期間が短い・わかりやすい
従来の大手キャリアのサービスは、24ヶ月契約、その期間内に解約すると違約金が発生、さらに契約更新月以外に解約するのに違約金が発生することがありました。格安SIMの場合は、最低利用期間が1~12ヶ月と短く、またそれを超えたあとは解約にともなう違約金はかからない、シンプルな料金になっているそうです。
6.必要十分なサービス
大手キャリアの端末を購入した際には、様々なコンテンツが最初からたくさんついてきて、「要らないものが多い」というケースもありますが、格安SIMサービスはシンプルにネットワークサービスを提供するのみがほとんどだそうです。必要なものをあとから自分で足していくタイプの方には向いているかもしれません。
大手メーカー製のパソコンを購入した時に、これでもかというくらいのプリインストールソフトがついてくるのに対し、激安パソコンなんかが必要最低限のソフトしかついてこないのに、似ているかもしれません。
「楽天モバイル」について
「楽天モバイル」のサービスについても説明がありました。
毎月の料金プランはこのような感じ。2015/4/1からは、赤字のように通信データ量が増量してお得になります。通話なし、SMSなしのデータSIMであれば、2.1GBパック(4/1からは3.1GB)は月額900円から利用できます。
楽天モバイル SIMアプリというものが提供され、データ通信量をかんたんにチェックしたり、高速通信のON/OFFの切り替えがアプリからかんたんにできるそうです。
また、端末購入時に、楽天スーパーポイントが貯まったり、2015年4月以降は利用料金に応じて楽天スーパーポイントが貯まるそうです。普段から楽天市場などを利用している人にはポイントが貯まるのは大きな魅力ですね。
というような感じでひとしきり、フュージョン・コミュニケーションズの鈴木さんから説明がありました。
続いて、今回のイベントに先駆けて、楽天モバイルをモニターしていた、二人のブロガーからのプレゼンテーションがありました。
ネタフル コグレさん「速度・エリアは満足だが、制限が厳しいかも」
ブログ「ネタフル」のコグレマサトさん。
楽天モバイルを使ってみた結果、ドコモのネットワークを利用しているだけあって、速度やエリアには不満は出なかったようです。
ただし、3日間のデータ使用量が360MBを超えると速度制限がかかるそうで、(4/1からは540MBへ)そこはけっこう厳しいんじゃないか、という意見を述べられていました。
携帯総合研究所 xenoさん「SIM選びは、自分に最適なものを」
携帯総合研究所のxenonさんによれば、格安SIMサービスを選ぶとしたら抑えておきたい5つのポイントがあるそうです。
これらを元に楽天モバイルを評価してみたそうです。通信速度には納得されていましたが、データ通信量の繰越がない点と速度制限が厳し目な点はツッコミをいれていました。
料金は各社大差ない、MVNO業者間の乗り換えは容易にできるのでとにかくいろいろ使ってみて、自分にあったサービスを見つけろ!というメッセージ。
おもしろかったのが、自身で各社のSIMを使って計測したこちらのグラフ。同じドコモを利用しているサービスがお昼休みの時間帯に混雑から速度低下を起こしているのに対して、楽天モバイルは安定してスピードがでているという結果に。お昼休みには強いぞ楽天モバイル。
「楽天モバイル」と「Zenfone 5」 のモニター!
イベントの最後には、楽天モバイルでも販売しているSIMフリー端末「Zenfone 5(8GB)」がモニター機として、参加ブロガー全員に提供されました。
また、楽天モバイルの2.1GBパックのプランを、モニターとして1年間ほぼ無料で使わせてもらえるそうです。(ほぼ無料、といったのはユニバーサル料金というものが毎月2円は利用者が負担しなければいけないから)モニター終了後は、気に入れば楽天モバイルをそのまま使い続けていいし、不要だと思えば解約できます。
ということで、楽天モバイルについて、1年間のモニターをさせていただくこととなりました。今後、楽天モバイル・Zenfone 5を使ってみた感想やレビュー等をこのブログでレポートしていく予定です。
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