翻訳デバイス「ili」(イリー)と台湾ひとり旅。二日目の続きのつづき。
「九份」から15分くらい乗ったところでしょうか、猴硐駅の近くの観光案内所みたいなところでバスが止まりました。
猫村が近いからか
トイレには、日本でも良く見かけるネコっぽいひとがいました。
いわゆる「猫村」のある猴硐駅は、ここから徒歩10分もかからないらしい。よっしゃー、歩いて行きますか。
テクテクと歩いて行くと、なんか建物が増えてきて駅が近くなった感じがしますよ。
よーし、いよいよ猫村かーーー!
と思いきや、なんだか様子がおかしい。
「猫村」、にやってきたつもりだったんだけど
い、犬・・・だよね。
こっちも犬。
こっちにも、犬。
犬しかいない。
これはまさか、魔王の力で猫や人がみんな犬の姿に変えられてしまったのでは・・・・
もしくは、あのバスの運転手さんに「猫村」じゃなくて「犬村」に連れて来られた・・・??
と、心配になってきたんですが、もうちょっと歩いていくと、ちゃんとホウトン駅に到着しました。
犬村じゃなくてよかったー。あ、犬村だとしてもそれはそれで楽しそうですが。
うん、猫村だ。
猫の餌が売られているし、間違いなく猫村だわー。
階段で、駅構内に登ると、猫村散歩地図、なんてのもありました。イラストかわいい。
で、正確にはさっきまでのは、まだ猫村じゃなかったらしく
駅から橋を渡ると、猫村のエリアになるらしいです。さあ、もふもふするぞー。
いざ、猫村。
猫村に一歩踏み入れると、ほんとに猫村なんだなあと感じます。猫まみれ。
ちなみに、ここは入園料とかがかかるものではなく、ほんとにふつうに猫が超多いエリアで、無料で入れます。
そこらじゅうに、猫が、寝転んでいます。
みんな、気持ちよさそうですね。
眠いよね。
無防備かわいすぎかよ。猫好きにはたまらないエリアですよね・・・。癒されます。
せっかくなんでiliでネコと会話してみようと試みたんですが、通じませんでした。ログバーさん、ネコ語バージョンも将来よろしくお願いします。
「猫村」から「猫空」へ??
充分に「猫村」に癒やされたところで、次は「猫空」という場所のロープウェイに乗ろうと思っていたので向かいます。
が、ここでまた大きなしくじりです。駅にいた通行人の方に「猫空に行きたいんだ」とiliで聴いてみたところ、「すごく、遠いよ」と。
え、「猫村」と「猫空」って近くじゃないの?
スマホで路線検索をしてみたところ、「猫空」に行くロープウェイのふもと駅までは、ここ「猫村」から約2時間の道のりです。ぜんぜん遠いじゃないか!
実は、この旅に携帯した「るるぶ台湾’2017」というガイドブックに間違えの箇所があって、初台湾のぼくはすっかり勘違いしてしまったのでした。
ガイドブックには「ホウトンは猫村としても有名です。(P102)」という記述がありました。その102ページに掲載されているのは「猫村」ではなく「猫空」の特集です。
いま考えるとこれはガイドブックの間違いだと分かるんですが、「猫村」と「猫空」どちらにも「猫」という文字がついていたので、ぼくはてっきり「猫村」と「猫空」は同じ場所、またはすぐ近くの場所なんだなあ、と思いこんでしまってたんです。
このガイド、校正をした人もぼくと同じように勘違いして、間違いを見逃しちゃったのかもなー。
事前にもう少し詳しく計画を練っていれば、自分の勘違いにも気づけたのかもしれませんが、まあ準備不足でした。この時点ですでに18時を過ぎており、これから2時間かけて猫空に向かうのはちょっとないよな、ということで、あきらめて台北に戻ることに。
改札が通れない
さて台北に戻ろうか、とホウトン駅の改札を通ろうとしたら、ここでさらなるトラブルが。
日本でもたまにありますよね。改札を出るときに、ちゃんとカードをタッチできてなくて、別の電車に乗ろうとしたら改札通れないパターン。
どうやら午前中に十分で降りたとき、ちゃんと改札でタッチできていなかったらしいんです。日本でも良くやりますが、異国の地でこういうことがおこると、ちょっとテンパりますね。ちゃんと駅員さんに説明できるかな。
と、いうような心配は無用でした。今回は、ぼくの日本語を中国語に翻訳してしゃべってくれる「ili(イリー)」がついています。
窓口で「カードがエラーになります」「台北で電車に乗りました。」「十分で電車を降りました」というのをひとつずつ伝えて、「悠遊カード」渡すと、機械で入退場の記録の手続きをしてくれて、改札が通れるようになりました。iliもっててよかったー。
ということで、電車に乗って台北に戻ります。
(つづきます)
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