2012年12月9日、「美味しい写真の学校」というイベントが開催されました。
定員が40名で先着順と狭き門だったのですが、運良くチケットをゲットできたので、前のめりでいってきましたよ!
イベント概要
この「美味しい写真の学校」のイベントの主催は、「カメラの学校」を運営するデジタルハリウッド、無線対応のSDカードのEye-Fi、そして、フード系ソーシャルアプリのミイル。
ということで単に写真をうまく撮る、ではなく「Eye-Fiカードを装着したデジカメで、食べ物を美味しく撮影して、スマートフォンからミイルにアップする」というのが主眼になっています。
講義としては、プロカメラマンの木村文吾さんから、料理撮影のポイントを5つ伝授頂きました。
本エントリーでは、配布された資料と講義でおしえていただいた内容をまとめて紹介したいとおもいます。
その1.カメラの設定(望遠/接写)
photo by mu_ne3
料理が美味しそうにみえて雰囲気のある写真を撮るには・・・
・できるだけ被写体である料理に近づいてボケを活かす撮りかたがオススメ。
・レンズは広角側よりも望遠側にして、絞りをできるだけ小さく。(F値を小さく)
・マクロ撮影ができるデジカメはそれを使って撮りましょう
その2.アングル(食べる視点/非日常の視点)
photo by phoTofu
・どんなアングルを見せたいか考えてから撮る
・代表的なアングルは、「料理を食べる視点」、「非日常の視点」
・「料理を食べる視点」は角度にして30度くらい。あんまり細かく考えずに、自分が「あ、おいしそうだな!」とおもったアングルを狙うとよい。
・「非日常の視点」は、たとえば料理を真上から撮るようなアングル。テーブルの質感、器のデザイン、などのデザインや配置を意識して見せたいときにはこのアングルが効果的。
その3.構図(点・面・線)
photo by atashipuko
・みせたい箇所にピンポイントで視線を集める「点」。
・全体をじっくり見せる「面」。
・1点から入り、視線を誘導していく「線」。
・やみくもに撮るのではなく、撮影したい写真をしっかりイメージして、構図を決めてから撮影すること
その4.フレーミング(写真は引き算)
photo by atashipuko
・雰囲気を良くしようとフレームの中にいろいろ追加しがちだが、画面構成が散漫になりがち。
・フレームの中から余計なものをできるだけ引き算していくと伝わりやすい写真になる
・見せたいものとつながりの無いものは極力排除していく
その5.心構え「熱いものは熱いうちに 冷たいものは冷たいうちに」
photo by norio_airoplane
・日本料理の心構え「熱いものは熱いうちに 冷たいものは冷たいうちに」を写真にも。
・料理の作り手はいちばんおいしい出来たてをたべて欲しいし撮影して欲しい。料理が出てきたらすぐ撮影する。
・あらかじめ料理がどんなふうに出てくるか想像してスムーズな撮影を心がける
(プロの場合、最初にその料理の写真をみせてもらっておいて、撮影時のイメージを作ったりすることもある)
というような、大きく5つのポイントでした。
ぼくは写真の撮影術、まったく詳しくないのですが、分かりやすく説明していただいて大変ためになりました。
5つのポイントの他には、
「湯気を撮影するには背景が暗めの方がきれいに撮影できる」
「料理をきれいに撮影したいなら、逆光で撮影した方が立体感がでて良い」
「お店できれいに撮影したいなら、入店したらすぐに、きれいに撮影できそうな(窓際などの)席を確保することが大事」
などなど、いろいろなテクニック、心構えを教えていただき目からウロコでした。
この「美味しい写真の学校」のイベントですが、会費はなんと1,500円。安っ!
全員に4GBのEye-Fiカードがプレゼントされ、それをつかって、会場である豚組しゃぶ庵のおいしい料理を撮影したり、食べたりと、大満足なイベントでした。しかも写真の講義まで受講できてしまうなんて・・・。
ぜひ、第二回、第三回と続編を開催していただきたいと思っております。
とってもステキなイベント、ありがとうございました。
そしておいしかった!ごちそうさまでした!
その他参加者のブログ記事はこちら
イベント:「美味しい写真の学校」 | Spice Up Your Work
料理を美味しそうに撮影する方法をプロカメラマンに教えてもらえる「美味しい写真の学校」に参加してきたぞ! | むねさだブログ
ミイルの@hitoshiさんの記事
「美味しい写真の学校」で料理写真が一段上のレベルになった気がする! – @hitoshi annex on hatena
カメラの学校 | 入学無料!楽しく写真が学べるみんなの学校。スマホもね!
撮影した写真をおいしく加工して公開したり、おいしそうな料理に『食べたい!』して交流を楽しみましょう! ミイル(miil)
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