ぼくは、普段、友人・家族とのメッセージのやりとりには「LINE」を主に使っています。豊富なスタンプでのやり取りも楽しいし、何より利用者が多い点で、気軽に交換しやすい連絡先として使いやすく、気に入っています。
ただ、この「LINE」に限った話ではありませんが、情報漏えい等のリスクが気になって、こういったメッセンジャーアプリを使いたくない、という方もいらっしゃいますよね。
その点において、「Signal」というメッセンジャーアプリでは、送信者から受信者へメッセージが届くまでのすべての過程を暗号化する技術が使われていて、セキュリティが強固だ、ということを聞きました。アメリカ合衆国上院議員の公式な連絡ツールとして認められていたりもするそうです。
これまで使ったことがなかったので、実際に 手元の arrows We にインストールして、「Signal」にどんな機能があるか、試してみました。
「Signal」をインストールして登録
Google Play 内でもレビュー4.6の高評価の無料アプリ。
まずは、Google Play から「Signal」をインストールします。
アプリを起動して、セットアップを進めます。
他のメッセンジャーアプリなどでもそうですが、連絡先へのアクセス許可が必要みたいです。この辺の通信もすべて暗号化される模様。許可して進めます。
アカウントは電話番号に紐づくようです。自分の使っている電話番号を入力すると、SMSで認証コードが届き、ユーザー名を決めたら、利用可能となりました。
写真をアップロードしてアイコンに設定できますが、あらかじめ用意されたアバターがいくつかありました。なんだか昔のMacintoshのロゴのようなアイコンがあったので、ひとまずそちらを設定し、さっそく使っていきます。
「Signal」を実際に使ってみた
テキスト、画像、グループチャットなど普通に使える。
「Signal」を使いはじめてみましたが、テキストメッセージや、画像のやりとりなど、基本的なメッセンジャー機能は当然のように利用できます。「グループ」をつくって3人以上の複数人でもメッセージのやりとりをすることができます。いわゆる「グループLINE」みたいな機能ですね。
また、テキストメッセージだけでなく、音声通話、ビデオチャットも普通に利用可能です。連絡をする、という目的については十分な機能を備えています。
「Signal」でスタンプは送れる？
ぼくは「LINE」のやりとりでは「LINEスタンプ」をよく使います。「Signal」でもそういう機能があるかな、とチェックしてみたところ、「ステッカー」というイラストのようなものを送ることができました。
facebookメッセンジャーなどでも「ステッカー」機能を見たことがある気がしますが、似たような感じですね。
ただ、「LINEスタンプ」のように充実はしていません。LINEスタンプが公式のスタンプショップから様々なスタンプを追加することができるのと違って、「Signal」のステッカーはまったく充実してなさそうに思います。他の方から受信したステッカーを追加することはできます。
新しいステッカーを追加するには、twitter などで #makeprivacystick をつけてステッカーを配布しているクリエイターの方を見つけて、そこから入手することはできます。 という風に公式で案内されているのですが、ちょっと面倒ですね。公式的にも力を入れていないのが感じられます。
非公式ですが「Signal Stickers」というステッカーの検索サイトもありますが、掲載されているのは著作権的にアウトなものなどが多いようです。「Signal」ではLINEスタンプのような「ステッカー」が一応、機能としては存在しているけれども、積極的には使う気にはなれませんでした。
自動で消えるメッセージ。
面白いのな、と思ったのは、受信したメッセージを自動で消去する機能です。
自分で時間を設定することができるのですが、例えば「30秒」と時間を設定しておくと、
こんな感じでメッセージが入ってきても・・・
30秒後には、メッセージが勝手に消去され、読めなくなってしまいました。
すべての通信が暗号化されていてセキュリティが高いといっても、例えば勝手にスマホ自体を覗かれたり、盗まれたりした場合には内容がバレちゃいますからね。そういう場合でも極力やりとりの内容が漏洩しないような機能が用意されているというわけでしょうか。とにかくセキュリティを高めている、という「Signal」の姿勢を感じました。
特定の人とやり取りするには良いかも。
ということで、今回は「Signal」というメッセンジャーアプリをご紹介しました。
実際に自分で「Signal」を試してみて、メッセンジャーアプリとして十分に使えることはわかりました。
しかし、「LINE」のように利用者が多いわけではないので、誰とでもすぐに使えるかというとそこはなかなか難しそうです。普段からバリバリLINEでメッセージを送ってるという方がLINEの代わりに使う、というのは厳しいと思いますね。
一方、情報漏えい等セキュリティ面が気になるからメッセンジャーアプリはできるだけ使いたくない、みたいな人にとっては、すべての通信が暗号化されている点で「Signal」は使うメリットがあると思いました。
それでは、また！
Signal – プライベートメッセンジャー – Google Play のアプリ
