はじめての胃カメラを体験。 #ヒステリー球 #逆流性食道炎 #気のせい

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胃カメラ

去年の秋頃から、喉がつまったような状態が続いているんですよ。

しばらくすれば治るかな、と楽観視してたけど、改善せず、11月頃に耳鼻咽喉科で内視鏡検査をしました。

なんか見つかるかな、と思ってましたが、喉をチェックする限り、まったくの異常なし。
こういうのって割と多いらしく、精神的なショックやストレスで、何もなくても喉に異物感が出ることがあるそうです。

「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」とか「ヒステリー球」とかいうそうですよ。自分がなるまで知らなかったですけどね。東洋医学では「梅核気(ばいかくき)」と呼ばれ、昔からあるポピュラーな症状なんだそうです。原因不明っぽいけどね。

思い返すと、自宅に引きこもって机に張り付き3日間寝ずに仕事して、丸2日寝るみたいな、ひどい生活をおくっていたし、「アラフォーだけどこんな生き方で良いんだろうか」みたいな不安が急に襲ってきたり、メンタルどうにかしてたかもなあ、という自覚もあったんで、なるほどヒステリー球か。はやくなおれー、っと耳鼻咽喉科で処方された漢方薬を飲んでやり過ごしてました。

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「半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)」とかいう、北斗神拳の奥義みたいな漢方薬ね。喉のつまりの症状や精神安定に使われるらしいです。

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ぜんぜんなおんない

しかし、数カ月たっても一向に改善しなくて悩んでいるんですよね。それがまたストレスになってるのかもしれないんですけどね。永久機関。とりあえず全快するまでは、とお酒は8月からやめました。

喉のつまり感について調べてみると、喉に原因がある場合だけじゃなく、胃酸が食道まで上ってくる「逆流性食道炎」なんかの場合にもおんなじような喉のつまり感が起こるそうじゃないですか。あとポリープとか、食道ガンとか。

うーん、なら一度、そっちも疑ったほうが良いかな、と内科へ行ってみました。先生に症状と内視鏡で喉の検査には異常なかったことを伝えたら、さっそく胃カメラ検査しましょう、ということに。すぐには検査できないそうで、予約を入れてその日は帰りました。

胃カメラも、鼻から入れる方法と喉から入れる方法の2種類。耳鼻科では鼻から内視鏡を入れたのであれば、それと似たような感じだから鼻からにしましょうか、喉からだと、えづく場合があって苦しいですよ、と説明されるも「やったことないから喉からで!」と謎のチャレンジ精神を発揮。

後から胃カメラ検査についてネット検索したら「地獄の苦しみ」とか「涙が止まらない」とかいう声ばかりで後悔することに。

「喉から胃カメラ」にチャレンジ。

胃カメラ検査の前日は、21時以降から食事は禁止。水とお茶だけはOKとのこと。

当日は、検査の同意書にサインをして提出、検査前に「じゃあまずトイレに行ってきてください」と促されました。胃カメラ入れたら便意をもよおすとかそういうこと?なんでだろう。

検査室に案内されるとまず「胃を洗浄するクスリ」なる液体を1杯飲まされ、その後、看護師さんに口を開けられ、喉に注射器で水鉄砲のように麻酔薬をぴゅっぴゅっとかけられました。これは飲み込んでも良いそうな。若干にがい。

これを喉に滞留させたまま、5分くらい経つと麻酔が効いてくるそうで、そのまま上を向いているように言われました。喉に麻酔が効いている感覚はわかんなかったんだけど、麻酔薬がついた舌がだんだんピリピリしてくるのはわかりました。うん、効いてる効いてる。

で、ベッドに仰向けに寝かせられ左腕に点滴の針をブシュッ。栄養剤?かとおもいましたが、どうやらこれも麻酔なんですね。あとから気がついた。

胃カメラ

そのあとはベッドの上で横向きになって、口にマウスピースをハメました。ボクシングとかで使う「いーー」って口が閉じてるのとは違くて、ずっと口が開けっ放しになるような、そんなマウスピース。そのあと細い管を口の中にどんどん入れられたような。

ような?

というのも、こっから先、しばらく記憶がありません。麻酔で意識が飛んでたんですね。やばい、麻酔なめてた。

気がついたら、いつのまにか検査室のソファに座ってぼーっとしてました。

「検査結果が出たらお呼びしますからしばらくお待ち下さい。」と言われて我に返った。

え、もう終わったの?

全然、オエーってならなかったんだけど。

記憶ないだけ??

胃カメラは地獄だ」という先入観があったので、なんだか拍子抜けです。

しばらくして、呼ばれたので診察室へ。

胃カメラで撮影した、食道、胃、十二指腸まで、検査結果を先生が丁寧に説明していきます。

で、結果。

検査箇所すべてが非常にきれいな状態でまったくの異常なし。よかったーという気持ちが半分、じゃあ原因はどこにあるの??、と納得の行かない気持ちも。とりあえず、手術とか治療が必要ではなかったのをよろこんでおくか。

胃カメラの写メを記念にもらった

「いまは大丈夫だけど、胃酸が逆流してたのかもしれないから、しばらく様子を見て吐き気とか胸焼けが出るようなら、また診せに来てね」

という感じで診察は終了。薬も出されず様子見。

要するに、異常なし。

喉のつまり感がいまだに解消されないモヤモヤが残るものの、地獄と聞いていた「胃カメラ」を苦しまずにクリアできたのは本当に良かったです。で、異常がないとわかったから、プラシーボじゃないけど、症状も改善されないかなあ、と思う次第であります。

カラダに不調がある際に、ネットであれこれ調べるのはやっちゃいますけど、さっさと病院で診てもらうのが一番だなーとあらためて思いました。ちゃんと自分の体を専門家に診てもらうの大事。

ちなみに今回の胃カメラ検査・診察・会計で病院に滞在したのは約1時間。料金は保険適用で5,600円くらいでした。思ってたより安かった。

はやくなおれー。

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