一緒に、美味しいドジョウを食べに行ったり、一緒においしい馬肉を食べに行ったりしている友達から、今度は「おいしい鰻を食べにいこうぜ!」と誘われて、行ってきました。
世田谷区にある、「一二三(ひふみ)」さん、です。
創業して約80年になる老舗のうなぎ割烹です。
世田谷線の松陰神社前から徒歩3~4分くらいのところにあります。
松陰神社前「一二三(ひふみ)」のレポート
住宅街にとけ込むお店。
お店は、住宅街の細い路地に面した場所にあります。周りの住宅に馴染んでいて、夜は若干わかりづらいかもしれませんので、訪問される際はしっかりと場所を確認してから行きましょう。
さあ、お店の前に着きました。
食べるぞー。
キレイな店内
お店の中はシンプルでスッキリとととのった印象です。4人席のテーブルが二つに、2人席のテーブルが二つ。
全部で、12席です。
この、一二三(ひふみ)さんでは、注文を受けてから活鰻を調理するため、焼き上がりに40分かかるそうです。
なので、今回、19:30にいきます、と予め電話で伝えておいて訪問しました。
基本のメニューは、松竹梅の、うな重、白焼き、蒲焼き、うなぎのコース、等があります。
ぼくらは、「うな重」の松(3,500円)と、「きも吸(100円)」をお願いしました。
しかし、「うな重(松)」には、半身の「白焼(しらやき)」とお新香をつけてくれるそうで、どうやらいろいろ食べられそう。ワクワク。
歴史あるお新香
最初に出てきたのはこちらのお椀。
かわいらしいカブが描かれています。
お吸い物かとおもったのですが、こちらはお新香でした。なんと創業以来、80年モノのぬか床のヌカにつけているそうです。
どおりで、奥行きのある深い味わい。なるほどー。
白焼き(しらやき)
そして、白焼き(しらやき)が登場しました。
「白焼き」というのは、タレをつけずに素焼きする食べ方のことです。
ぼくは、タレのついた蒲焼きでしか食べたことがなかったので、今回、白焼き初体験。
わさびをのせてぷりぷりの身をいただきます。
う、うまい、、なんだこれなんだこれ。
ぱりっぱりに焼いた皮に、たっぷり脂ののった柔らかな身を、わさびでいただく、大人な味わい。美味しすぎて、ピントがあいません。
鰻の白焼き、恐るべし、、、。
まるで玉手箱のような、「うな重」。
そして、メインの「うな重」が登場しました。
じゃーん。
期待からか、まぶしいほどに感じる重箱。
一緒にいったこはるちゃんの「うな重」撮ったら、偶然にも本当に光り輝いてるような写真が。
でたー。
これが、一二三さんの、うな重(松)です。
思い出しヨダレをキーボードにたらしながら、ブログを書いています。
脂がのって、ぷりっぷりで肉厚、新鮮な鰻が、このボリューム、この満足感。
焼き加減も絶妙。箸でつかむとふわっとしていて、口の中でトロッととろける。
あっさりと甘辛のタレもほどよい量で、箸がどんどんすすみます。
いま使っているお米が、とても甘くおいしい新米なので、タレの量を減らして一番おいしいバランスに仕上げているんだそうです。また、男性のお客さんには、あらかじめご飯を多めによそっているそうです。
どおりでボリューム満点、と感じる訳ですね。
うなぎの、きも吸。
蒲焼きにあわせて出てきた、うなぎの、「きも吸」もいただきました。あっさりとした味わいが、甘辛い蒲焼きを引き立てます。鰻の肝も新鮮だからでしょうね、ぷりっぷりです。
随所に登場する、カブ。
お店の名刺、うな重や、お新香の蓋など、至る所にカブがあしらわれているのに気がつきました。
女将さんに訪ねてみたところ、ご主人のお祖父さん(初代店主)がデザインしたもので、それをずっと使われているそうです。店舗自体は数年前に改装して新しくキレイになっているようなのですが、器、そして、鰻の味から、伝統が感じられました。
料理の味ももちろんですし、女将さんがものすごく丁寧に気持ちよく対応してくださって、とっても美味しく充実した気持ちで食事をすることができました。リア充ではなく、ウナ充です。
男性3人、女性1人の4人で訪問し、飲み物代含めて一人4,000円強。
居酒屋で飲み食いする予算感で、これだけ美味しい鰻が食べられて大満足です。
また予約とって食べにこようと思います。
とってもおいしかったです。ごちそうさまでした!
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