中学生のころにおこづかいを貯めて、アコースティックギターを買いました。
それで、バンド・スコアとか、歌本(ギターの楽譜とかのってる雑誌)、弾き語りできるように練習したもんです。
オトナになってからは、もうまったく音楽の演奏とは無縁の生活を送っていますが、久しぶりにギターっぽいものを手にして楽しく練習しています。
それが、ポータブルギター「jamstik+」です。
ギターのように弦が6本貼られているのですが、弦を弾いても単体では音が出ません。
iPhoneやiPadアプリと連携することで、はじめて音を出すことができます。
今回、日本での販売を行なっているテックウインドさんから「jamstik+」をレビュー用に一台ご提供いただきました。
ということで、「jamstik+」がどんな製品なのか、紹介したいと思います。
「jamstik+」の外観
通常のギターだと20以上フレットがあるのですが、「jamstik+」では5フレット分しかありません。
本体側面にボタンがついていて、これの上下でオクターブを切り替えたり、左右でカポを調整したりすることができます。
ちょっと高度かもしれませんが、なかなか高度で、この辺りは通常のギターとはちょっと演奏感が異なりそうですね。
構えた時のサイズはこんな感じ。スペック的には、全長約40cm・本体重量約700gと非常にコンパクトで、いわゆる普通のギターに比べると持ち運びは格段に楽です。
ストラップも付属しているのですが、取り付けがけっこう苦労したので、ここは改良してほしいところ。
「jamstik+」はiPhoneから音が出る
「jamstik+」は、弦を弾いても、アコースティックギターのようにほとんど音はしません。
iPadやiPhoneのアプリとBluetoothで連携してはじめて音を奏でることができます。
ボリュームを小さくすれば、かなり静かに演奏することができるので、アパートやマンションでも迷惑をかけずに演奏できそうです。
それでもやっぱり音を出すのはちょっと抵抗がある、とか深夜に練習したい、という場合は、ヘッドフォンなどを使えば、自分以外には音が聞こえなくなります。
ギター以外の楽器にも変身!?
基本的にはギターの音色を奏でる楽器なのですが、ギター以外にもピアノなどの他の楽器の音を出力することが可能です。
見た目はギターなのに聞こえてくる音がピアノだったりするのは面白いですね。演奏する曲によって変えても良いかもしれません。
初心者でもコードを覚えられる
20年近くぶりに手にしたギターは、「F」とか「C」とか、まだ覚えていたのもありますが、コードの押さえ方はほとんど忘れてしまっていました。
「jamstik+」では、連携するアプリで、コードの押さえ方なども学ぶことができます。
アプリでは動画で説明しながら、基本的な弦の押さえ方から、主要なコードの押さえ方なども教えてくれます。
日本語版がなく、英語の動画のみですが、画面に出てくるビジュアルに沿って指を置いたり弦を弾いたりすればいいので、それほど問題はありません。
「jamstik+」をしばらくつかってみた感想
実際に「jamstik+」をしばらく使ってみた感想です。
持ち運びがカンタンで、家でも気軽に弾けるギターとしてはとても良いです。もちろん、ギターの音も出せるし他の楽器の音に切り替えてポロポロと演奏するだけでも超楽しいです。
弦を押さえる感覚やフレットが少なくボタンで切り替えなければいけない操作などは、ギターのそれとはやっぱり異なるのかな、という印象です。ギターとは、ちょっと違う楽器として楽しむのが正解なのかな、と思いました。
↑弾き語りをしている方の動画なんかもありました。
音源からギターのタブ譜を自動で作成してくれる便利なアプリも見つけたので、「jamstik+」での演奏を練習してもっと上手になりたいと思います。
コメント