先日開催された、東京マラソン 2018に参加しました。(2018年2月25日)
今回、人生初のフルマラソンなのに、完全な練習不足。
走りきれるかどうか不安しかなかったですが、結果的になんとかかんとか制限時間内に完走することができました。(制限時間は6時間40分。)
なお、ぼくの出走時の年齢は38歳で、普段はデスクワークの超運動不足、身長169cm体重76kgのやや肥満です。
東京マラソンのコース
東京マラソンって「どこ走ったの?」ってよく聞かれます。
東京都庁からスタートして飯田橋を通過、日本橋方面へ向かった後、浅草雷門を折り返して、富岡八幡宮を折り返して、銀座、品川を通過し、最後は東京駅前でゴールという42.195kmでした(2018)。
マップのPDFが公開されているので詳しくみたい方はそちらを。
普段は歩けない車道の真ん中を走り、そこから普段とちょっと違う東京の風景が見られるのはとてもおもしろい体験でした。
どれくらい練習した?
練習は正直なところ、あまりしませんでした、というか、意志が弱くて計画通りできませんでした。
実際に行ったのは、大会の3ヶ月くらい前から週に1~2回、3~5kmをジョギング、程度です。長い距離は走っていません。
時間は夜。ほんとは早朝に走ろうと何度も頑張ったんですが、起きられなくて挫折。
結局、晩御飯を食べる前に走る、というのが自分のスタイルには合ってたようです。
あとは、長い距離も走っとかないとダメだよと友達に誘われて、東京マラソンの約1ヶ月前に「千葉マリンマラソン」というハーフマラソンに参加し、かろうじて完走しました。
余談ですが、たまたまぼくも出場した千葉マリンマラソンは、トラブルがありつつもとても素晴らしい話があったので、こちらも合わせて読んでみてください。
どんな格好で走った?
初心者ランナーで大会にどんな格好で出たらいいかわからず、なんか検索した記事を参考に、ウェアを一式揃えました。以下の商品、全部Amazonで買いました。
バイオギアタイツ
ミズノのバイオギアタイツが良いらしいぞ、ということでミーハーに上下で買いました。
シャツ
ジッパーだと脱ぎ着しやすいと思ってなんとなく選びました。汗乾くのも早そうだし。
パンツ
タイツの上から、短パンを。ついでなのでこれもミズノにしました。
靴下
なんかパワー出そうな気がする、ということで、5本指のソックスを買いました。シューズの中で滑らず良かったと思います。
ウエストポーチ
ポーチ忘れたから、とりあえずスマホを裸で落とさず壊さずに走り抜くの目標。モンハンの🥚卵運搬クエストみある #東京マラソン2018
— ねんざB (@nenzab) February 24, 2018
せっかく買ったのに・・・。おかげでスマホをポケットから落とさないように、と余計な緊張で疲れが増したような気がします。ポーチ的なものはあったほうが良いですね。
なお、いちばん重要そうなシューズについては新調はせず、以前からランニングに使ってもので挑みました。
ランニングウェア、トータルでけっこうな出費でしたが、つねにカタチから入るタイプなので後悔はしていません。
実際に大会に出てみると、けっこうみんな自由な格好で走ってるなとおもったので、動きやすい格好であればなんでもいいと思います。特に東京マラソンは仮装している方もかなり多いですからね。
実際に走った感想
東京マラソン自体は、初めてではなく、2008年に10kmに出走して完走しました。
おやまあ。ちょうど10年ぶりですね。
10年前も都庁前から出発しましたが、直後の新宿大ガードのところで、男性ランナーが一斉に、数十人規模で「立ち◯ョン」している光景に市民マラソン初参加のぼくは度肝を抜かれましたのを覚えています。(寒い中、スタートまで數十分待機するのでこういうトイレ問題があるそうです。沿道の応援の方からは見えないと思いますが、走っているランナーからは丸見え)
今回は、その光景を目にしなかったので(たまたま見かけなかっただけ??)、気持ちよく走り始めることができました。
沿道の応援がすごい
ランナーの応援に駆けつけた沿道のみなさんの人数も熱量も、めちゃくちゃすごかったです。
「がんばれー」と大きな声をかけてくれたり、ハイタッチをしようと手を出してくれるのは、なんだかんだパワーが湧いてきます。
「ウォーリー頑張れー!!」「阪神がんばれー!」
仮装だったり、有名なチームのシャツを着たりして走っていると、名指しで声援が飛んでくることが多いようで、声援が欲しい場合、走行の妨げにならない程度の衣装はアリかもと思いました。
そのほか、
「12回連続落選中なので、せめてハイタッチくらいさせてください!」
と叫んでいるおじさんがいたり、
「しんどいでしょう?私が替わりますよ」
と書いたパネルを掲げているおばちゃんがいたり。
集団で仮装して応援している人も大勢いましし、ラジカセ?で「ロッキー勝利のテーマ」を流して盛り上げている方なんかもいましたね。
その他、コース沿いのスペースを使っていろんな団体がダンスやパフォーマンスをしているのもたくさん見かけました。
走る側から応援を眺める、というのもなかなか楽しい体験でしたね。
事前のハーフマラソン、良かった。
上にも書きましたが、いきなりのフルマラソンではなく、ハーフマラソンを一度走りきっていたこともあり、20kmまでは意外と苦労せずに走れました。
「一回ハーフ走っとくと、フルを走るときにハーフの距離なんてあっという間に感じるよ」
って言われてたんですが、まさにその通りの感覚。走っておいて良かったです。
しかし、30km超えるあたりから、だいぶ足取りが重くなりました。
ここからはかなりしんどかったです。
飲み過ぎ、食べ過ぎ、注意。
練習不足、体力不足に加えて、文字通り足を引っ張ったのが給食・給水です。
ぼくが単純に「食いしん坊」なのもあいまって、給水、給食、とりすぎました。
計画的にやればいいんでしょうが、もう、給水ポイントを見つけるたびに、全部飲み干す、というのを全給水ポイントで実行しました。
バナナやトマトにミカン、クリームパン、羊羹といった「給食」も全種類食べたいから、みつけたものは全部もらって食べきります。
沿道で応援の方が差しいれてくれるのも、気になったものは片っ端から頂きながら走りました。
チョコレート、飴、おにぎり、いなり寿司、うまい棒、そのほかいろいろ。
食べ過ぎ、飲み過ぎで、お腹ちゃぽんちゃぽんの満腹状態で、走り続けてました。苦しいはずです。
給水、給食の計画はとても大事だなあと再確認しました。
と、書いていたら10年前に10km走った時も、給水で何杯もアミノバリュー飲んで同じような状態だったのを思い出しました。10年前から変わってない部分です。
時間の目標だいじ
素人ながら、ざっくりと目標を設定。
6時間以内にはゴールしたいなという気持ちで走りました。
Apple Watchでペースや時間を確認しながら走っていたので、余裕で間に合いそうだなあと思っていたのですが40km超えてから急激にペースダウン。
残り2.2kmがめちゃめちゃしんどかったです。
走ってはいるけど、ほぼ歩いているのと同じくらいの速度。
最後、ゴール直前で「いまならまだ6時間以内にゴールできますよ!」みたいなことがアナウンスされているのが聞こえたので、力を振り絞りスピードアップ。
5時間59分という、目標の6時間ギリギリでゴールすることができました。
走った後、すぐには帰れないので注意。
さあ、終わった、さくっと帰ろう、と思っていましたが、走りきった後はすぐにさくっと帰れるわけではありません。
しばらく順路を歩いた後に、参加賞のタオルやメダルをかけてもらったり、給食(お水、ランチパック、カロリーメイト)を受け取り、預けていた手荷物を受け取ったりするのに時間がかかります。
また、大会が終了するまでは交通規制が解除されないので、ゴール最寄りの日比谷駅は封鎖されて使えず、もういっこそばの有楽町駅に行くのにも道路が封鎖されているので、しばらくは足止めを食らいました。
ゴールして立ち止まってしまうと、筋肉痛で別の駅まで歩くのも大変だったので、その場でランチパックを食べながら待ち、交通規制が解除されてから電車で帰りました。
ほんと、体がダメージ受け過ぎて、よちよち歩きのバンビ状態、信号が青になっても、青の間に渡りきれなかったりと、大変でした。
この状態だと、普段はサクサク歩いている駅の階段も脅威です。
階段は手すりをつかまないと上り下りできないレベルの状態です。まあ、怪我人ですね。
エスカレーター、エレベータ、手すりなどが、体が弱い方にとってどれだけ重要なのか、ありがたみを噛み締めながら家に帰りました。
翌日もボロボロで歩くのがバンビ状態でしたが、翌々日からはだいぶ動けるようになりました。
週末くらいからはまた走れるかな。
あ、そうだあとアレ。走った後、筋肉痛より、悩まされているのが、擦れです。
長時間走るので、衣服と肌が擦れて「股擦れ」とかいろいろ擦り傷ができるケースがあるみたい。
ぼくの場合、恥ずかしいのですが「またずれ」というか「たまずれ」というか。
男性のデリケートな部分のB面が、履いてたタイツでめちゃくちゃ擦れてしまって、皮が向け、ヒリヒリしています。お風呂に浸かって「いてて」ってなって、気がつきました。
乳首がTシャツと擦れて出血したりするケースもあるみたい。慣れている人は、ウェアのサイズに気を使ったり、「ワセリン」塗ったりして対策するみたいですけど、ビギナーなんでそこまで気を使えなかったです。次からワセリン塗って走ろう。
まとめ
今回、東京マラソンを走りきってみてのまとめですが、走っている間、つらいな、しんどいな、と感じた時間も多かったです。
途中、かなり心折れそうになったんですが、事前に友人に「東京マラソン走るよ!」と宣言しておいたので、ギブアップできないなとおもったし、競争率12倍以上の抽選で当選したからには、出られなかった人もいるし、頑張らないとダメだよな、なにかと力が湧きました。メンタル、というか気持ちは重要ですね。
トータル的には、東京マラソン、かなり楽しかったので、普段の生活にランニングをとりいれつつ、機会があればまた挑戦してみたいと思いました。
しかし、次にフルマラソン走る際には、もう少しカラダを絞ってから臨みたいもんですね。がんばろっと。
以上!
おしまい。
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