チェコのブロガー向けプレスツアー、2日目は、朝からバスで移動です。
行き先は、前日のカルロヴィ・ヴァリと同じくチェコ北西部のエリア。モーゼル・ガラス 博物館へ向かいます。
チェコの伝統産業の一つである「ボヘミアガラス」を見学させていただきますよ。
到着。モーゼル社は、高品質なボヘミアガラスを作り、150年以上の歴史のある企業だそうです。
入口には宇宙人っぽいような、バルーンアートのようなモニュメントがありました。これもメッキ?はしてあるけど、ボヘミアガラスらしい。
モーゼル・ガラス ミュージアムを見学。
館長さん(学芸員の方?)に案内され、まずはこのモーゼル ガラスの歴史を15分くらいのビデオで勉強しました。日本語の吹き替え音声があったので、チェコ語も英語もできないぼくでも問題なし。
写真左が、1857年に工房を創ったルードウィック・モーゼル。右はその息子のレオ・モーゼル。
温泉保養地に来る貴族に高品質なガラス製品を提供するため、温泉保養地であるカルロヴィ・ヴァリ周辺で工房がスタートしたんだそうです。
製品の特徴は以下公式サイトより。
モーゼルのガラスは、鉛を一切使わないエコロジークリスタルガラスです。
クリスタルと言えば、一般的に鉛ガラスです。
しかし、モーゼルクリスタルは鉛(酸化鉛)を入れる代わりに
ブナ等の灰(炭酸カリ)を入れた高品質のクリスタルガラスを作り出しました。
ボヘミアガラスの展示を堪能
ビデオでひととおりモーゼルの歴史などを学んだあとは、博物館見学。
館内に展示されている様々なボヘミアガラスを見て回りました。
一個一個グラスのラインが美しい・・・。
この細かいところの作り込みとかヤバイですね。ガラスにこんな彫刻できるのかと。
その他、カラフルなグラスや
アジアンなゴージャス感も。
なんだか現代アートのような、ゲームのボスキャラのようなグラス。
(Sa・Ga2 秘宝伝説の「ぼうえいシステム」を連想しました。)
モーゼルガラス工場の見学
ひととおり博物館を見学させてもらった後は、工場見学をさせてもらいました。
すぐそばに工房(工場)があり、一般の方でも事前に予約しておけば、見学することができるそうです。
ガラスを溶かして整形をしていくので、工場の中はかなり暑いです。工員の方々もペットボトルで水分を補給されながら作業されていました。
かなり間近で見せてもらえるので、迫力ある作業光景を見学できます。
一般の方も見学することができるので、見学されたり、写真を撮られるのにも慣れている感じで、もくもくと作業されていました。
職人さん達の仕事っぷりがスゴイかっこよかった。
熱したガラスは、この中で冷やすみたい。
気に入ったら買って帰れる販売店
敷地内には、展示だけでなく製品を販売する店舗も併設されており、気に入ったガラス製品を購入することができます。
すごい、いろんなボヘミアガラスがありました。ステキなんだけど・・・高価ですね。
グラス1個は約4,000チェココルナ、日本円だと約2万円ちょっと。(1個じゃなくてセットみたいですが)
日本で買うよりは安いらしいですが、高級品なのでおみやげとしては手が出しづらかったです。
いわゆるグラス、というかカップ的なもの以外にもボヘミアガラスの製品が沢山展示されていました。
同行したメンバーもお土産を買うのは躊躇していたようですが、ボヘミアガラスの爪やすりが、160コルナ(約830円)という手頃な価格だったので何名かが購入していました。
値段も手頃だし、実用的だし、美しいしで、お土産に良さそうでしたよ。
ということで
モーゼルガラス工場・博物館を見学してきました。
最高峰のボヘミアガラスを見たり工場見学ができたりとなかなかおもしろかったので、カルロヴィ・ヴァリに行った際に合わせて立ち寄るには良いスポットだな、と思います。
モーゼルガラス工場・博物館の場所
モーゼル社の公式サイト
さて、次は「ベヘロフカ」という薬草酒の博物館へ向かいます。
(つづきます。)
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