吉野家、松屋、すき家、なか卯、らんぷ亭・・・。
言わずと知れた有名牛丼チェーン店ですが、この中で「松屋」だけが異なる特徴があります。
それはメニューに「牛丼」という名称を使わず、「牛めし」という表記を使っているところです。
なぜ「牛丼」じゃなくて「牛めし」なのか?
ずっと昔から気になっていたのですが、ぐぐっても答えがみつからなかったので、松屋フーズに問い合わせをしたところ、以下のように回答をいただきました。
「牛めし」命名の理由に関しましては、弊社創業者でございます瓦葺利夫(かわらぶきとしお)が、吉野家様と異なる名称を探し、昭和43年頃の商品販売開始時に「牛めし」と命名したと聞いております。
「牛めし」という言葉そのものは、明治時代に牛鍋(現在のすき焼きと考えられます)を丼ぶり飯にかけたものを「牛めし」と呼ばれていたという語源があるそうです。
「吉野家」との差別化から違う名称を探してたどり着いたのが、「牛めし」だったんですねー。
「牛めし」名称を使う理由はおそらく他社との差別化だろうなあ、とは思っていましたが、「吉野家様と異なる名称を探し」とはっきりと回答くださったところが、なんだかとても好感が持てました。
調べてみると松屋自体は元々が中華料理店で、吉野家の牛丼の味に衝撃を受けて牛丼業界に参入した、という話もあるのでなるほど合点がいきました。
ということで
松屋の「牛めし」という名前は、「吉野家」と違う名前を使いたくてつけられた、ということのようです。
またひとつ、勉強になりました!
あ、そういえば松屋の「牛めし」、Amazonで買えるんで貼っときますね。(ちゃんと「松屋フーズ」が販売してる)
追記 2021.02.10
「なぜ松屋は牛丼ではなく牛めしと呼ぶのか」
という文庫本の写真を松屋フーズ公式アカウントがInstagramに投稿しています。
これ、本当に刊行されるなら、あらためて読んでみたいですね!
コメント
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松屋は券売機で食券を買って渡すため口で言うことはありませんがかつてジェフグルメカードが使えていたときは店員に渡して口オーダーなので「牛丼特盛」と言ったら牛めし特盛を持ってきてくれました。今はジェフグルメカードを取り扱い終了したため口オーダーはすることありません。