ネットの動画サービス等も充実した今日このごろですが、できるなら大きくてキレイな画面で、そして迫力あるサウンドで楽しみたいですよね。
32インチの画面サイズに4K HDR対応、2.1chのスピーカーも搭載したBenQのモニター「EW3280U」 が4月末より販売開始されています。
今回、このBenQのエンターテインメントモニター「EW3280U」をしばらくお借りして使わせてもらいました。本記事は「EW3280U」のレビュー記事です。
ベンキュージャパン株式会社より依頼を受けて執筆した記事広告です。
BenQ「EW3280U」ってどんなモニター?
冒頭にも書きましたが、BenQ「EW3280U」は、4K HDR対応、32インチの液晶ディスプレイ、モニターです。
パソコン用のモニターとして使うのはもちろん、ニンテンドースイッチやPlayStation® 4 Proなどのゲーム機、ブルーレイレコーダーなどいろいろな機器に接続して、手軽に迫力のある映像コンテンツを楽しむことができます。
画面解像度は、3840 x 2160のいわゆる「4K」。
ぼくはこの「EW3280U」を借りている間、おもにPlayStation® 4 Proをつなぎ、4K対応のゲームや動画コンテンツなどをおもいっきり堪能していました。
パソコンとつなげた場合は、デザインやプログラミング、ブログ記事の作成など、複数のウィンドウを並べて作業するのにも十分すぎる広さで非常に便利なディスプレイでした!
ざっくりいうと
BenQ「EW3280U」の主な特長は以下です。
1. BenQ 独自の HDRi 技術搭載
2. 高音質 2.1ch treVolo スピーカー内蔵
3. 4K HDR 対応
4. 輝度自動調整機能 B.I.+などアイケア機能搭載
実際に、ぼく自身が「EW3280U」を使ってみた感想のハイライトですが、
・画面めっちゃキレイ!
・2.1chの内蔵スピーカー、音がけっこう良い!
・パソコンとUSB Type-Cのケーブル1本で接続できて便利!
・ディスプレイにリモコンがあるの便利!
といったところです。
以下、もうちょっと具体的にレビューをしていきます。
BenQ「EW3280U」のスペック
製品仕様
カタログ上のスペックは以下のとおりです。詳細は、EW3280U(製品詳細)もご確認ください。
BenQ「EW3280U」の製品仕様 | |
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サイズ / パネル /バックライト |
32 型ワイド/IPS/LED
|
解像度 | 4K UHD(3840 x 2160) |
表示色 | 約10億7000万色 |
画素ピッチ/画素密度 | 0.184mm / 138ppi |
アスペクト比 | 16:9 |
コントラスト比 | 1000:1 (DCR 2000 万:1) |
輝度(cd/m²) | 350 cd/m²(HDR 再生時は最大 400cd/m²) |
視野角(左右/上下) | 178°/178°(CR>=10) |
応答速度 | GTG 5ms |
ティルト角度 | 上下:-5°/15° |
消費電力 (最大/標準/エコ) |
76W / 49W / 36W |
スピーカー | 2.1ch(2Wx2+5W サブウーファー) |
ヘッドホンジャック | ○ |
入出力端子 | HDMI 2.0×2/Display Port 1.4/USB Type-C(60W 給電) |
同梱ケーブル | 電源ケーブル/HDMI ケーブル/(各約 1.5m) USB Type-C ケーブル(約 1.0m) |
その他付属品 | クィックスタートガイド/ドライバーCD/保証書/リモコン |
本体サイズ(WxHxD) | 726.9×523.1×204.1mm |
本体重量/梱包重量 | 8.1kg / 10.9kg |
フリッカーフリー | ○ |
ブルーライト軽減 | ○ |
ブライトネスインテリジェンスPlus(B.I.+) | ○ |
電子ペーパーモード | ○ |
カラーユニバーサルモード | ○ |
BenQ「EW3280U」の外観
EW3280Uの外観はこのような感じです。(PlayStation® 4 ProをHDMIで接続しています。)
本体サイズは 726.9×523.1×204.1mm (幅x高さx奥行き) で、画面サイズは32インチと大きめ。
ぼくは普段の作業で27インチのモニターを使っているのですが、それよりも二まわりほど大きくなった32インチモニターは、やはり迫力・存在感があります。この写真では、サイズの参考にiPhone 11 Proを並べてみました。
2.1chスピーカー、高音質の「treVolo」オーディオシステム搭載
本体前面下部にある網目状の部分が、2x2Wのスピーカーです。
薄型テレビや、こういったディスプレイに内蔵されているスピーカーの場合、下向きについている機種も多いですが、EW3280U ではユーザー側の前方向に向いていて、音がはっきり聴こえてくれるのが◎です。
スピーカーに関しては、本体背面上部に5Wのサブウーファーが内蔵されています。前面の2基のスピーカーと合わせて、2.1chのサラウンドシステムが搭載されているわけです。
実際に聴いてみると、ディスプレイに内蔵型のスピーカーシステムとしては、なかなかのサラウンド感があります。サブウーファーの低音は、ズンズンとものすごく響くわけでもなく程よい感じなので、集合住宅などで近隣への迷惑がかかることもなさそうです。
なお、コンテンツに合わせて「シネマモード」「ポップ・ライブ」「トーク・ボーカル」・「ロック・パーティー」・「ゲームモード」という5つのサウンドモードを選ぶことも可能です。
画面左下にはボリューム調整用のダイヤルがあります。音量の調節は非常にやりやすいです。
目にやさしい「B.I.+」。
前面中央下部には明るさのセンサーがあり、部屋の明るさに応じて画面の輝度を自動調節してくれる「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」機能も搭載されています。
左右の首振りは非対応。
横からみるとこんな感じ。画面部分は上下(-5°/15°)に傾けて調整することはできませんが、スウィーベルには非対応。向きを変える場合は、台座ごと角度を変える必要があります。
EW3280U の背面です。上述した上部のサブウーファー部分がかっこいいです。
背面左側にはOSDコントローラーがあります。
このOSDコントローラーで画像やオーディオなどの各種設定を行うことができます。
中央のスタンド部分では、柱の中に、電源ケーブルや接続用のケーブルを通してスッキリさせることができるのが、地味にうれしいポイント。
接続用インターフェース
背面のインターフェースは、ヘッドフォン端子、HDMI2.0×2、Display Port、USB Type-Cが搭載されています。
USB Type-C ケーブル 1本でMacBook Proなどのノートパソコンと接続できてしまうのが、個人的には非常にうれしいポイントです。これまでは別途HDMIのアダプタを介してでしか接続できなかったので個人的にはとても大きなメリットでした。
BenQ「EW3280U」を実際につかってみた
PlayStation®4 Proで4Kコンテンツを楽しむ
今回、ぼくのメインの使い方となったのが「EW3280U」をPlayStation® 4 Proに接続してゲームや動画を楽しむことです。PlayStation® 4 ProとはHDMIケーブル1本で接続し、音声も映像も出力することができます。
ゲームは主に ファイナルファンタジーVII リメイク、ライフ イズ ストレンジ 2 を遊んでいました。
どちらもPlayStation® 4 Proで映像表現が強化される「PS4®Pro ENHANCED」対象タイトルです。
いうまでもなく、4Kの解像度でプレイすると画面がめちゃくめちゃキレイですね。
720pと4Kの画質を比較
写真でも差が伝わりやすいかな、と720pの解像度と4Kの解像度で表示した画面を比べてみました。文字の輪郭などまったく違いますね。4Kだと、ぱきっと、はっきりしています。
ファイナルファンタジーVII リメイク のクラウドさん、髪の毛の細かな描写など、4Kになるとかなり滑らかなのがわかりますね。ここまで違うと、なるべく4K対応のモニターで遊びたい、って気になります。
HDRのオンオフでどう違うか
また、「EW3280U」では、BenQ独自のHDRiテクノロジーを搭載しているということで、HDR機能もオン・オフして比べてみました。
ゲームの暗いシーンでも、HDRをオンにした状態だと映像のディテールがかなり分かるようになりますね。見えなかった部分もいい感じで見えるようになって、ゲームへの没入感がより高まる気がします。
このHDRi機能もモードがあって、通常の「HDRi」以外に「ゲームHDRi」や「シネマHDRi」という3つモードがあります。ゲームHDRIはより視認性が高まったり、シネマHDRiはより映像美を高めたり、と違いがあるようです。
前述のOSDコントローラーやリモコンでカンタンに切り替えられるので、「これが良い」と思うモードに切り替えて楽しむのが良いですね。
「Netflix」のUltra HD 4K 作品を観る!
せっかくの4K対応ディスプレイなので、映画なども4K作品を観たい!
ということで、Netflixの「Ultra HD 4K」の解像度で提供されている映画なども楽しみました。
やはり、色鮮やかで美しい、リアルな映像で作品が楽しめるのは良いですね。
「EW3280U」だと、内蔵スピーカーも音が良いので、さらに迫力があります。
もちろん、高出力のサラウンドシステムとかサウンドバーなんかを使うとさらに臨場感や没入感は増すんだろうと思います。
が、「EW3280U」は、場所もとらない内蔵スピーカーで、手軽に高音質のサウンドで楽しめるのが大きなメリットじゃないでしょうかね。
「MacBook Pro」の外部ディスプレイに!
ゲームだけでなく、いろんな作業をするのに使ってみよう、とMacBook Proに接続してみました。
最初の方にも書きましたが、画面が広く使えるので非常に作業効率が上がって良いです。
そして、今回非常に便利だと思ったのが、USB Type-Cのケーブル1本で接続できるという点です。
最近のMacBookはHDMIのポートが無くなったりしていて、外部ディスプレイをケーブルで接続するのにもアダプタを介さないといけないことが多いのですが、これはUSBケーブル(Type-C)1本だけで接続できるので非常に便利でした。
しかも、このUSB Type-Cで60Wの出力まで給電できるため、ディスプレイを接続しつつMacBook Proの充電もできる、というメリットもあってたいへんすばらしいです。
ゲーミングモニターに限らず、パソコンの外部ディスプレイを選ぶ際のポイントにもなりそうだな、と思いました。
「iPad Pro」も接続できた!
MacがUSB Type-Cで接続できるなら、とiPad Proの接続を試してみました。
何の設定もなしに、ケーブルを差したらiPad Proの映像を出力することができました。カンタンすぎる・・・。
iPad Pro については4Kでの映像出力はできませんでしたが、プレゼンテーションに使ったり、写真を大きなモニターでみたり、という用途などには十分だなと思います。
リモコンが付属してさらに便利に!
これもまた地味に便利だな、と思ったのは、「EW3280U」にはリモコンが付属してるんです。
本体背面の「OSDコントローラー」も使いやすいんですが、画面からちょっと離れてゲームをプレイしたり、映画を観たりする方もいると思うんですよね。その場合、いちいち画面に近づくのは面倒くさい。
リモコンで設定の切り替えも非常にカンタンにできるし、音量も調整できるんです。
設定はそんなに頻繁に切り替えないよ、という方も音量の調整がリモコンでできるのはすごく便利だと思います。
前モデル「EW3270U」とどう違う?
今回の「EW3280U」は32インチの4Kディスプレイですが、前モデル「EW3270U」も似たようなサイズ、スペックの4Kモニターです。その「EW3270U」も以前にモニターレビューをさせていただきました。
PlayStation® 4 Proでゲームや映画を楽しむのにぴったりだ、という感想を持っていたのですが、スピーカーの音質の面は物足りない、という評価をしていたのですよね。
今回の「EW3280U」については、スピーカーの音質がかなり良くなってきているので、スピーカー付きのディスプレイが良い、という方にはオススメです。
ヘッドフォンや外部スピーカーで更に音にこだわりたい、という方は「EW3270U」を選ぶ、というのも手かもしれません。金額的にも前モデルのほうが安く手に入れられそうですし。
その他だと、「EW3280U」では、リモコンが付属して使いやすさが向上した、といった点が大きいかな、と思っています。
また、両者ともにUSB Type-Cで接続できるのが良いのですが、「EW3280U」では60Wの給電ができるようになった点も大きな進化かもしれません。
(「EW3270U」ではデバイスへの給電は非対応)
4Kコンテンツの視聴に。普段の作業にもオススメ!
ということで、BenQの32インチHDR対応 4Kモニター「EW3280U」のレビューをお届けしました。
記事執筆時点で7~8万円前後の価格で販売されているようです。
ゲームや映画など、4Kのコンテンツを美しい映像と高音質で楽しみたい方、4Kの広い画面で作業したい方、どちらの用途にもおすすめできるディスプレイだと思います。
ぜひ、チェックしてみてください。
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