大学1~2年の時に、家庭教師のアルバイトをしていました。
中学1年生の男子の自宅に訪問して勉強をみてたんですね。
ということになっていますが、実際は
「せんせー、これやるからさ、対戦しようよ」
と弱いカードの束を渡されて「遊戯王」のカードゲームの相手してただけなんですけどね。
お父さんの足音が聞こえたら、二人で急いでカードを机の中に隠すのがうまくなりました。
話が逸れました。
で、その子と話してて、おもしろいなあ、とおもったことをふと思い出しました。なんか、やたらと格好つけるんです。
ファッションとかじゃなくて、態度というか言葉、なんか変なんですよ。
一番面白かったのは、
「としだま」
という言葉を聞いたとき。
いわゆる「お年玉」のことです。お正月にオトナからもらうアレです。
この「お年玉」っていう言葉を使う時、まず間違いなく「お」がついてるじゃないですか、一般的に。たぶん。
その子は意図的に「お」をつけないんですよ。
「お」をつけるのが、子供っぽい?
かっこわるい?
なのか
「このレアカードは、『としだま』で買った!」
とか言うんですよ。
年頃に「おかあさん」「おとうさん」というのがなんだか子供っぽく感じて、「父さん」「母さん」という気持ちはなんとなくわかります。
大人になっても本人の前では「おかあさん」と呼んでいても他人の前では「うちの『おかん』が〜」と言ってる人も多いですよね。
あれ?
ちがう?
「お金(おかね)」は「金(かね)」と言っても成り立つけど、は「お」を省いた「としだま」は、なんというか、出会ったことない表現で、おもしろいなあ、と思っていました。
本人には指摘しなかったけどね。お正月の「おせち」も「せち」とか言ってたんですよ。ん、こっちはまあアリなのかな。
という18年越しの思いをブログに綴ってみました。おわり。
はー、スッとしたー。
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